ブログ初心者でも手軽に稼げる「トレンドブログ」ですが、一部の人からは”うざい”や”邪魔”と言った悪いイメージを持たれてしまっているようです。
トレンドブログは最近になって話題になり始めたトレンドネタで記事を書いていくので、まだ余り情報が表に出てないトピックを扱う事になります。
その結果、
「調べてみましたが分かりませんでした」
みたいな、読者の期待を裏切る内容にしばしばなってしまうのが嫌われる理由の一つみたいですね。
きちんとした書き方をすれば読者に価値を提供できるブログを作れるのですが、それを知らない初心者の方が良くない記事を量産してしまうようです。
調べてみると他にもトレンドブログが「うざい」と言われてしまう理由が見つかったので、今回はそれらを一つずつ紹介していきたいと思います。
それを元に検索妨害や邪魔にならないトレンドブログの書き方も考えてみたので、これからブログを始める方や既に実践している方は是非参考にしてみて下さい。
目次
トレンドブログが「うざい」と言われる4つの理由
トレンドブログが「うざい」・「邪魔」と言った悪い印象を持たれてしまう理由を、ネット上の声から分析してみました。
特に多かったものを4つ紹介します!
①事件系記事でデマ情報を拡散するから
特に最近トレンドブログで問題になっているのが「事件系記事」に対する扱いです。
殺人事件や強盗事件のような、何か重大な事件が起こると「その犯人はどんな人なんだろう?」と言った大きな検索需要が生まれます。
そのため、
「○○事件の容疑者Aの住所や職場を特定!」
みたいな記事が乱立することになるんですが、これが重大なデマ情報を拡散するリスクに繋がるんです。
実際に「ある会社員男性が煽り運転を受けて殴られたという事件」では、
ネット上でその犯人の同乗者の女性を特定しようとする動きがあったんですが、それに全く関係ない女性がその人物であるかのようなデマ情報が拡散されてしまいました。
トレンドブログもその一旦をになってしまい、イメージがかなり悪くなっているようです。
ただ「全てのトレンドブログ=事件系記事を書く」という風に考えてしまうのは、ちょっと早計かなと思います。
元々事件系記事は、
- 公人でも準公人でもない一般人の人生に大きな影響を与える情報を扱う
- アドセンスの規約的にもグレー
という理由から安全に運営したいブロガーの間では避けられていたジャンルです。
実際に2019年の「京アニ放火事件」では、犯人に関する記事を書いたトレンドブログのアドセンス広告がはく奪されるという事も起こっていますしね。
別に事件系記事を無理に書かなくても、
- テレビ番組で紹介されたお店や商品について
- ドラマや映画のキャストやロケ地、試写会情報
- 季節イベント(お花見や花火大会)の穴場スポットや駐車場
- 災害(台風や地震)の進路予想や渋滞・遅延情報
- 新作iPhoneの機能や価格
といった安全でクリーンなネタで十分に稼ぐ事はできるので、一部の悪い実践者がトレンドブログ全体の評判を下げてしまっているのは少し残念だなと思いますね。
これからトレンドブログを始める人は見よう見まねでやらずに、しっかりとアドセンスの規約や価値提供ができる記事の書き方を習ってから始めてもらいたいと思います!
②「調べてみたけれどわかりませんでした」が不快
次がトレンドブログの「調べてみましたが分かりませんでした!」問題です。
何故これが嫌われてしまうのかというと、
せっかく検索でそれっぽい情報を見つけたから記事を開いたのに、何も得られなくて時間を無駄にした気分になるから
だと思います。
確かに記事タイトルにしっかりとキーワードが入ってるのに「分かりませんでした」だけしか書かれてなかったら「じゃあ書くなよ!」って思いますよね(笑)
トレンドブログはネットで情報収集をするのが基本なので、ちょっと調べただけで情報が出てこなかった場合、安易にこう書いてしまう人も多いと思います。
でも例えばこれがネット上をくまなくリサーチをした上で、
「検索エンジン」も「Twitter」も「Facebook」も「YouTube」も調べてみたけれど情報が見つからなかった
という事実を伝えるのなら、読者のそれ以上の検索の手間を省くという意味での価値提供になるんじゃないでしょうか?
ではなく、
という書き方になっていたら、読者もそこまで不快な気分にはならないはずです。
また単に「情報が無い」という事を伝えるだけで終わらず、自分なりの予想や見解も書いておけば最低限の価値は提供できますよね。
トレンド系の情報に興味がある人は単なる情報だけでなく、そのトピックについての別の人の印象や感想を知りたいとい思っている人も意外と多いですから。
結局のところ、ブログを書く側の「手抜きをしたい」という思いが読者を不快にさせているんだと思います。
別にネット以外から無理にリサーチしろとまでは言いませんが、
- ネット上で情報をリサーチする時はあらゆる媒体を使う!
- どうしても情報が見つからない時は「自分の予想」を根拠も含めて書く!
このようなちょっとした手間を加えるだけで、もっと読者に嫌われないトレンドブログが書けるはずです。
③求めている情報が見つからないから邪魔&検索妨害
トレンドブログやまとめサイトのような引用・リライトばかりの記事は内容が薄い&誤情報が多い
という意見もありました。
昔はそういうサイトが無かったので、
- 自分が欲しい情報が簡単に見つかった
- トレンドブログなどが検索妨害になっている
という主張をしている人もいるみたいですね。
これに対してはちょっと反論できるかなと思います。
そもそも現在の検索エンジンはかなり進化していて、不正なSEO対策などで上位表示をする事がほぼ出来なくなっています。
という事は、まとめサイトやトレンドブログが上位表示されるのは、そのトピックについては「それくらい簡単で端的な情報を求めている人が多い」とも考えられます。
例えば書籍なんかでも、売れやすいのは難しい事が書かれている物よりも、内容が端的で読みやすいものだったりしますよね。
だから書店もそういった本をお客の目の届きやすいところに置きます。
Googleも同じ営利企業なので、より多くの人が求めるコンテンツを検索エンジンの上位に持ってくるのは全然おかしくはないですね。
そもそも本当に詳しくて正確な情報というのは、ネットで安易に検索しただけで見つからない筈です。
それこそ検索エンジンの下位のページやYouTube、Twitter、リアルの本なども使って一つ一つ吟味しないと本当の判断はできないですよね。
ほとんどの検索ユーザーは
「そこまでしたくないから、乱雑な情報が分かりやすくまとめられているサイトを見たい」
と思っているので、トレンドブログやまとめサイトが上位表示されている部分も全然あると思いますね。
もちろん医療や健康みたいな情報の正確さが生命に関わるジャンルだとそれではまずいですが、そういったものはしっかりと対策されて専門サイトが上位表示されるようになっています。
僕もトピックによってはキュレーションサイトやトレンドブログだけで満足できることも全然ありますし、
それ以上に詳しい情報が欲しい時は、時間をかけて検索したり本などでも情報収集をしていますね。
より正確な情報を手に入れるためには、リテラシーや情報収集の手間が求められているという状況は今も昔も変わらないと思います。
④単純にお金を稼いでいるのがウザい
トレンドブログに悪い印象を持っている人の中には、そもそもネットでお金を稼いでいること自体が気に入らないという人も結構いるようです。
日本ではまだまだ「お金を楽して稼ぐ=悪い」という風潮が根強いので、毎朝会社に通勤して残業までして帰る生活をしている人からうざいと思われるのも多少わかります。
ただ、今後はそういう状況も変わってくると思います。
サラリーマンの終身雇用も当たり前ではなくなり、副業を解禁する会社もかなり増えてきました。
またユーチューバー・インフルエンサー・フリーランスの様な、特定の企業に依存せずに生きている人たちが話題になることも多いです。
数年もすればネットやブログを使って稼ぐのは当たり前、という風潮に確実になっていくでしょう。
あとはお金を稼ぐ以上、こういう批判は出てくるのはしょうがない部分もあります。
稼いでいる芸能人や起業家なんかは良く批判の的にされていますよね。
インターネットはある種日頃のストレスのはけ口として、粗探しや悪口合戦になっている部分もあるので、感情的な批判の場合はそこまで気にしなくて良いと思います。
まともに節度を持ってブログを運営していたら、感謝されることはあれど直接文句を言われることはほとんどないですし。
賞賛する人もいれば批判する人もいるので、片方の意見だけを聞いてイメージを決めつけるのもあまり良くないかなと思います。
検索の邪魔と言われないトレンドブログを作るには?
最後に現在トレンドブログを実践している人のために、
検索の邪魔と言われない、価値提供が出来るブログを作るコツを紹介していきたいと思います。
一般人の刑事事件に該当するネタは扱わない
警察が動くようないわゆる事件系の記事は基本的に書かない方が良いです。(特に容疑者や被害者の個人情報を特定するような記事)
こういったネタは元々アドセンス規約的にグレーでしたが、最近では規制も強くなっていて重大な事件の場合は一発アウトもあり得ます。
書くとしても芸能人や有名人などが起こした、警察が動かない民事事件レベルのネタに抑えた方が無難ですね。
注目度や悲惨さが高いネタほど規約違反のリスクが高くなります。
記事を書く時のリサーチはしっかりとする
タイトルに入れたキーワードについて調べる際、簡単に情報が見つからないからと言ってすぐにリサーチを諦めるのは辞めましょう。
検索エンジンだけでなく、TwitterやYouTubeといったSNSでも情報はいくらでも探せます。
特に検索エンジン上にはないけれど、他の媒体では出ている情報で記事が書ければそれが上位表示に繋がることも良くあります。
そこまでしてもどうしても見つからない場合だけに限り、
「調査結果としてネット上にはまだ情報が出ていない」という事を伝えるようにしましょう。
さらに自分の見解や予想もしっかりと書いて、なんらかの情報はしっかりと読者に伝えた方が良いです。
「調べたけれど見つかりませんでした」という記事ばかりを書いて、読者の離脱率が高くなると検索順位がどんどん下がっていくリスクがあります。
誹謗中傷は絶対にしない
基本的にGoogleアドセンスでは他社を誹謗中傷するような内容の記事は規約違反です。
なので、仮に芸能人が起こした問題や事件を扱う時にも、その人を批判するような記事を書くとペナルティーの対象になります。
その人が悪いと断定するような内容には絶対にせず、現状表に出ている情報だけを客観的にまとめて書くようにしましょう。
まだ不特定な部分や事実かどうか怪しい部分は書かないか、断定せずに若干濁すような書き方をした方が良いです。
まとめ
今回はトレンドブログが「うざい」と言われてしまう理由をまとめながら、ちゃんと価値提供ができるブログの書き方を紹介してみました!
やっぱり記事を書く時に手抜きをしたり、他人の悪い印象を読者に与えるような記事を書くと嫌われてしまいますよね。
そういった事をせずに、しっかりと役に立つ情報を提供する意思を持って作業すれば価値あるトレンドブログはいくらでも作れると思います!